はじめてさんにもオススメ!自分だけのオリジナル石けん
「手作り石けんに興味はあるけれど、苛性ソーダはちょっと心配…」という方にぴったりなのが、グリセリンソープ(MPソープ)を使った石けん作りです。
グリセリンソープは、すでに石けんの形になっているベース素材。
これをカットして溶かし、好みの香りや色を加えるだけで、自分だけのオリジナル石けんが簡単に作れます。
電子レンジを使えば、作業もとってもスムーズ。
お子さんと一緒に楽しむこともできますし、プレゼントにもぴったりです。
このページでは、基本の作り方から、宝石石けんやスースーするメンソール石けんまで、アレンジのヒントもご紹介します。
ぜひ、あなただけの石けん作りを楽しんでくださいね。
グリセリンソープで作る、基本の石けん

準備するもの
- グリセリンソープ
- モールド(型)
- 耐熱容器(耐熱カップなど)
- 竹串やガラス棒
- エッセンシャルオイル、色づけ素材、ドライハーブなど
作り方
- モールド(型)を準備
- グリセリンソープを細かくカット
- 電子レンジまたは湯せんで加熱
約10秒から20秒ぐらいを目安に、様子をみながら溶かす。
(長過ぎると泡立つので注意)
溶けたらすぐにレンジを止め、ビーカーが熱くなるので、気を付けて取り出す。 - 香りや色を加える
色付けのパウダー類やエッセンシャルオイルを好みで入れる。 - 型に流し込む(ハーブもこのタイミングで)
モールド(型)に半分ぐらい入れる。
ドライハーブを入れる場合は、このタイミングで入れる。
ドライハーブを入れて竹串などで広げる。
残りのソープを入れる。 - 風通しのよいところで1~2時間、自然乾燥させる。
- 型から外し、さらに2~3日乾燥
- 固まったら、モールド(型)から外し、
2~3日風通しのよいところで乾燥させる。
出来上がってすぐに使えるが乾燥させたほうが長持ちします。 - 空気中の水分を集めて細かい泡粒が出来る場合があります。
サランラップなどに巻いて冷暗所にて、保存してください。
ポイント
- 冷暗所で保存
- ラップで包むと乾燥・湿気対策に◎
宝石石けんの作り方

透明感のあるグリセリンソープは、色の重なりや光の反射を楽しむのにぴったりの素材。
その特性を活かして、まるで本物の宝石のような、美しい断面の石けんを作ることができます。
まず、あらかじめ色づけしたグリセリンソープを細かくカットしておきます。
これをベースの透明なグリセリンソープに加えて固めると、色の粒やかけらが閉じ込められ、まるで鉱石や宝石のような幻想的な表情に。
ポイントは、混ぜ方や色の組み合わせ、カットの仕方。
色のかけらを大きくすれば存在感のある印象に、小さくすれば繊細な輝きを演出できます。
混ぜるときに軽く全体をなじませればマーブル調に、層にして流し込めばストライプ風の模様に仕上がります。
使うたびに異なる輝きを見せる、世界にひとつだけの宝石石けん。
ちょっとしたプレゼントやディスプレイにもぴったりな、美しくて楽しいアレンジです。
メンソール入り!ひんやり透明石けん

材料
- グリセリンソープ … 30g
- メンソールクリスタル … 耳かき1杯ほど
- エッセンシャルオイル(スイートオレンジ・レモン各2滴)
- ターメリック、レッドチリペッパーで色づけした石けん片
作り方
(前準備)
ターメリックとレッドチリペッパーで色付けしたグリセリンソープを用意し、細かくカットしておく。
- ソープを電子レンジで溶かす
紙コップにグリセリンソープを入れ、電子レンジでチンする。
600Wで10秒もかからず、すぐに溶けるので、様子を見ながらチンする。
電子レンジから取り出すときは紙コップが熱くなっているので気を付ける。 - メンソールクリスタルを入れ溶けるまで混ぜる
- 香りを加える
- 色づけした石けん片を加え混ぜる
- 素早く型に流し込む
- 固まったら取り出して完成!
ギャラリー
貝がらソープ

パプリカパウダー、ターメリックパウダー、ウルトラマリンブルーで色付け。
かわいいソープ

左)
カレンデユラハーブ、ラベンダー、バタフライピー、フラワーホール
中央)
コールドプロセス製法で作ったピンククレイで作った石けんをカットしたものと
グリセリンソープをあわせる
右)
白いグリセリンソープ生地にローズペタルのドライハーブを混ぜ込む
キラキラ宝石石けん

カットの仕方で、色の粒やかけらが閉じ込められ、
まるで鉱石や宝石のような幻想的な表情に。あなただけの美しい断面の石けんを。
ポイントと注意
- 手作り石けんは自己責任のもとでお楽しみ下さい。
- 石けん作りは、作業環境によって仕上がりが変わってくる繊細なクラフトです。そのため、レシピどおりに作っても出来上がりが異なる場合があります。
- やけどに注意して作業してください。
- 温度が下がるとすぐに固まるので素早く作業します。