肌がゆらぎやすいときや、スキンケアを見直したいときに使いたい、シンプル処方の基本の化粧水です。材料はたった2つだけ。無駄を省いたやさしいレシピで、コスパもよく、お財布にも肌にもやさしいのが魅力です。
この化粧水の基本は「シンプル・低刺激」。
肌がちょっと敏感になっているときや、スキンケアの原点に立ち戻りたいときには、このレシピを思い出してみてくださいね。
手作り化粧水。材料はたった2つだけ。
使うのは「精製水」と「植物性グリセリン」だけ。
化粧水のベースとなる「水」は、化粧品用として販売されている精製水を選びましょう。ミネラルウォーターや浄水器の水は一見良さそうに思えますが、手作り化粧水には、不純物のない専用の精製水が安心です。
精製水は、イオン交換樹脂によってろ過され、さらにUV殺菌されているので、肌への負担を最小限に抑えられるのが特徴。
ドラッグストアなどでも「精製水」または「化粧用精製水」として販売されています。
材料と作り方
【材料】(約100ml)
【作り方】
- ビーカーに精製水を入れる。
- 1.に植物性グリセリンを加え、よく混ぜる。
- 清潔な容器に移し替えて完成です。
使い方のポイント
- よく振ってから使用する。
- 清潔な手で、洗顔後の肌に少量ずつ塗布。
または、直接触れないようなスプレーボトルに入れて使用する。 - パッチテスト必須(腕の内側などに塗布し、24時間以内に異常がなければOK)。
- 冷蔵保存がおすすめ。冷暗所に保管し、数週間以内に使い切ります。
ひとことアドバイス
グリセリンの量はお好みに合わせて調整できますが、入れすぎるとべたつきや肌トラブルの原因になることもあるので、最初は少量(小さじ1/4)から試してみてください。
手作りの化粧水は冷暗所で保存し、4週間を目安に使い切るのがおすすめです。
夏場は冷蔵庫に保存し、早めに使い切ります。
化粧水のアレンジ
たった2つの材料で作る化粧水に香りを加えてアレンジします。
香りは植物100%の精油(エッセンシャルオイル)を使用します。
香りを加えるときのポイント
- 必ず植物100%の精油を使用
- 量は全体の濃度が0.5%以下(100mlの化粧水なら1~5滴)
- 妊娠中や敏感肌の方はパッチテストをおすすめします
- 光毒性のある精油(柑橘系など)は、日中の使用を避ける
おすすめの精油(肌質・目的別)
ラベンダー
香り:やさしく落ち着いたフローラルハーブ調
特徴:敏感肌や乾燥肌にやさしい万能精油。リラックスにも◎
ポイント:初めての方にもおすすめの定番
ゼラニウム
香り:華やかで甘さのあるフローラル調
特徴:肌の水分と油分のバランスを整えるといわれる
ポイント:香りに華やかさをプラスしたいときに
フランキンセンス
香り:深みのあるウッディ&スパイシーな香り
特徴:乾燥肌や年齢肌におすすめ
ポイント:呼吸を落ち着け、気持ちを整えたいときに
ネロリ
香り:上品でほのかに甘いフローラルシトラス調
特徴:乾燥肌・敏感肌・年齢肌に◎
ポイント:高濃度なので1滴でOK(強い香りなので控えめに)
ティートリー
香り:シャープで清潔感のあるハーブ調
特徴:さっぱりした使い心地をプラス
ポイント:脂性肌や混合肌向け
ジャーマン・カモミール
香り:甘くやさしいハーブの香り
特徴:肌荒れや敏感肌のケアにおすすめ
ポイント:香りも心地よく、夜のケアにぴったり
ローズ
香り:高貴で華やかなフローラル
特徴:乾燥肌・敏感肌・年齢肌向け
ポイント:気持ちをやさしく、幸福感を与える
注意:高濃度なので1滴でOK
アレンジレシピ
ラベンダー化粧水
香りも使い心地も、自分好みにアレンジ
ラベンダー精油を使った化粧水は、スキンケアにもリラックスにもぴったり。
しっとりタイプにもさっぱりタイプにも調整できる、やさしい処方です。
ラベンダー化粧水
【材料】(出来上がり:約100ml)
- 精製水‥100ml
- 植物性グリセリン‥小さじ1/2
- ラベンダー精油‥5滴
【作り方】
- ビーカーに植物性グリセリンを入れ、ラベンダー精油を加えてよく混ぜます。
- 精製水を加え、全体をしっかり混ぜます。
- 清潔な容器に移し替えて完成です。
※ 使用前にはよく振ってから使用してください。
※ 冷暗所で保管し、2〜3週間以内に使い切るのがおすすめです。
化粧水アレンジにおすすめのブレンド例
ラベンダー+フランキンセンス(2滴+3滴) → リラックスブレンド、年齢肌ケアに
ティートリー+ラベンダー(2滴+3滴) → さっぱり清潔感のある化粧水に
注意
- 冷暗所で保存し、2~3週間を目安に使い切ります。
- 異常を感じたらすぐに中止してください。
- 手作りしたものは自己責任のもとでお使用ください。