ククイナッツオイルとは?

ククイナッツオイルは、ハワイなどの熱帯地域に生息するククイの木(Aleurites moluccanus)の種子から抽出される植物オイルです。ハワイでは古くから肌や髪のケアに使用されており、「ハワイの伝統的な美容オイル」として知られています。
ククイナッツオイルの特徴
- 保湿力が高い
ククイナッツオイルにはリノール酸・リノレン酸などの不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、肌に潤いを与えて乾燥を防ぎます。 - 肌なじみがよく、ベタつかない
サラッとした軽い質感で、オイル特有のベタつきが少なく、敏感肌や脂性肌の人でも使いやすいです。 - 肌のバリア機能をサポート
ククイナッツオイルは皮膚のバリア機能を強化し、紫外線や外部刺激から肌を守る働きがあります。 - アンチエイジング効果
抗酸化作用のあるビタミンEが豊富で、肌の老化を防ぎ、ハリやツヤを保つのに役立ちます。 - 頭皮や髪のケアにも最適
髪に浸透しやすく、乾燥やダメージを修復するため、ヘアオイルやスカルプケアとしても使用されます。
ククイオイル使用時の注意点
- ナッツアレルギーの人は注意
(アレルギー反応を引き起こす可能性があるため、パッチテストを推奨) - 酸化しやすいため、冷暗所で保管
ククイナッツオイルの使い方
日焼け後のケア
ハワイの強い日差しを浴びた後、肌の炎症を鎮め、潤いを補うために使用されます。アフターサンケアとして、全身に塗るのが一般的。
乾燥対策・スキンケア
伝統的に、ククイナッツオイルは敏感肌や乾燥肌を守るために塗られていました。特に漁師や農作業をする人々が、肌を守るために使うことが多かったそうです。
ヘアオイルとして
湿気の多いハワイでは、髪が広がりやすいため、まとまりをよくするためにククイナッツオイルを少量なじませるのが定番。
ククイオイル・レシピ
基本のオイルケア

ククイナッツオイルは浸透がよく、軽い使い心地なので、精油との相性もとても良い。通常の精油、例えば、ラベンダー精油を使用する場合、オイル30mlに対して、1%濃度の5~6滴を使用します。
【材料】
・ククイナッツオイル・・・30ml
・ラベンダー・・・ 5~6滴
【作り方】
ビーカーに上記のオイルを入れて精油を加え
よく混ぜて、保存ビンに入れたら出来上がり
ククイオイルにおすすめ精油
大人女性に
- フランキンセンス(2~3滴)
→ エイジングケアに◎ - ローズウッド(2~3滴)
→ 優しい木の香りに癒やされる - ゼラニウム(2~3滴)
→ バラが好きな香り系
ゆらぎがちな肌に
- カモミール(1~2滴)
→ 穏やかに整えたい
さっぱり、すっきりしたい肌に
- ティートゥリー(1~2滴)
→ 思春期にも - パルマローザ(2~3滴)
→ バランスを整える
香りを楽しみながらスキンケアしたい時に
- ネロリ(1滴程度)
→ オレンジの花の香り - プチグレン(2~3滴)
→ ネロリの枝葉から取れる香り。ネロリに似ていてコスト控えめ
保存と注意
- 冷暗所で保存し、4週間を目安に使い切りましょう。
- 手作りしたものは自己責任のもとでお楽しみ下さい。