乾燥する季節やスキンケアに大活躍の「万能クリーム」。
今回はシアバターとホホバオイルを使って、ナチュラルで保湿力の高いクリームを簡単に作るレシピをご紹介します。
顔や手はもちろん、リップケアやヘアケアにもおすすめです。
シンプル万能クリームの作り方
材料はたった2つ。
シアバターとホホバオイルでシンプルクリーム。作り方は湯煎して固めるだけのシンプルさです。
精製タイプのシアバターとホホバオイルを使うと白いクリームに、未精製タイプのものを使用するとやや黄色く仕上がります。
材料と道具
(出来上がり30g)
シアバター・・・・・12g
ホホバオイル・・・18g
クリーム容器(30gサイズ)・・・1個
ビーカー(100mlサイズ)・・・1個
作り方
1.シアバターとホホバオイルをビーカーに入れる
2.湯せんにかける。(電子レンジでもOK!)
3.完全に溶けたらクリーム容器に入れる。
4.少しさめたら冷蔵庫に入れ、固まったら出来上がり。
シアバターとホホバオイルの効果
シアバターはアフリカのサバンナに生えるシアの木の実からとれる植物性のバターです。日差しが強いアフリカでは、古くから人々はシアバターを肌に塗り、紫外線から肌を守ると同時に乾燥しがちな肌に潤いを与えていたと伝えられています。高い保湿力を持ち、乾燥しやすい肌をしっとり守ってくれるうえ、敏感肌や赤ちゃんの肌にも使いやすいのが特徴です。
一方、ホホバオイルは人の皮脂に近い成分を含んでいるので、肌になじみやすくベタつきにくいオイルです。乾燥や外部からの刺激から肌を保護し、潤いを保ってくれます。さらに酸化しにくいため、長期保存が可能で手作りコスメにとても適しています。
この二つを組み合わせることで、シアバターの濃厚な保湿力とホホバオイルのさらりとした浸透力が相互に補い合い、しっとりしてた使い心地に仕上がります。乾燥からしっかり守りながらも、肌になじみやすい万能クリームになるのです。
シアバターの種類と選び方
精製シアバター

- 無色・無臭で使いやすい
- 敏感肌や赤ちゃんにもおすすめ
- 精油を加えて香りを楽しみたいときにも◎
未精製シアバター

- ナッツのような香りと淡い黄色が特徴
- ビタミンや栄養分が多く残っている
- よりしっとり感を求める人向け
ホホバオイルの種類と選び方
精製ホホバオイル
- 透明で軽い使い心地
- 肌への刺激が少なく、初心者にも安心
- 顔用や敏感肌ケアに適している
未精製ホホバオイル(ゴールデンホホバオイル)
- 黄金色で栄養豊富
- ビタミンやミネラルを含み、より濃厚なケアが可能
- ボディケアやヘアケアにおすすめ
レシピをアレンジ
シアバターとホホバオイルの割合
今回ご紹介したレシピ(シアバター12g:ホホバオイル18g)は、ホホバオイルを多めにしたやや柔らかめの仕上がりです。
(比率で表すと「シアバター4:ホホバオイル6」)
- シアバターを多くすると → 固めのクリームになり、しっかり保湿したいときにおすすめ
- ホホバオイルを多くすると → 柔らかめのクリームになり、伸びがよく軽い使い心地に
季節や好みによって配合を調整すると、より使いやすいクリームになります。
もし配合に迷ったときは、シアバター1:ホホバオイル1で作ってみると、標準的な固さを知ることができ、その後のアレンジがしやすくなります。
香りをつけるなら
無香料のクリームは万能で、誰でも使いやすいのが魅力です。でも「ちょっと香りを楽しみたいな」と思ったときには、ラベンダーの精油がおすすめです。ラベンダーは穏やかでリラックスできる香りが特徴で、肌にもやさしく敏感肌の方でも使いやすい精油です。また、眠る前のフェイスケアやハンドケアに使うと、心地よい香りが気持ちを落ち着けてくれます。
家族みんなで使える万能クリーム
この万能クリームは、夜のフェイスケアとしてたっぷり塗ればしっとりとした保湿クリームに。乾燥が気になる手や唇にはハンドクリームやリップバームとして活躍します。さらに、毛先のパサつきを整えるヘアケアや軽いスタイリングにも使えるのが魅力です。シンプルな材料で作られているので、老若男女を問わず、家族みんなで安心して使えるクリームになります。
保存と注意
- 陽の当たらないところで保存し、4週間を目安に使い切りましょう
- 手作りしたものは自己責任のもとでお楽しみ下さい